さっき、
おばあちゃんから電話があって

親戚でも血が繋がってるわけでもないけど
なかよくしていたおばあさんが亡くなったって。

親戚でも親族でもないから骨を拾うことさえ出来なくて

去年の秋までは一人で暮らしてて
おばあちゃん家からその人と一緒に帰ったり
一緒にお茶飲んだり
ゆーくり歩いたり
お年玉もらっちゃったり
べっぴんさんなったなあってゆってくれたり

そんな人が病院で一人で亡くなったとおもうと。
節分の前の日に、
ぷりんたべたい。恵方巻きもたべたいなあ。
ってゆってたらしくて、でもお医者さんにだめっていわれて、
3日の日はわたしたちがおばあちゃん家いってたから病院いけなくて
期待させたらいけないからおばあちゃん次の日も病院にいけなくて
なかなか病院にいけないまま、きのうって。

一人でさみしくて
食べたくても食べられなくて
しわしわだったけどすごく暖かい手で
すごく可愛らしい目で
憎たらしいけど嫌味じゃない冗談言ったり
甘いものあんまり食べちゃだめなのにいつも甘いものもってて

老人ホームにはいるってゆってたから病院なんてすぐに出れると思ってた。
今年に入ってから一度も顔みてない。
"いま"じゃなくても会えるって思ってた。
あえなかった。
あえなくなった。

病院、ちかかった。
ちかくにあった。
会いにいかなかった。
看護婦さんとおばあちゃんしかいなかったのに
きっとずっとさみしかったのに

親族がいない場合ってどうなるんだろう
お墓とかそういうのってどうなるんだろう
手を合わせることさえも出来ないのか

家にいま誰もいない
おばあちゃん誰にも言えなくて電話してきた
2人でぼろぼろないて
でも出来ることない
火葬場にいっても会えない見れない

あまりにも突然で
泣きすぎて頭痛い

「さきちゃんが(火葬場)いこう！っていってくれてよかった」
「それだけでもひとりじゃなかった」っておばあちゃん

さみしい
死にたくない
誰もいなくなってほしくない
こわい
誰かがいなくなるのはいやだ
頭いたい

明るくいこう。
笑ってたらみんな良い。
みんな楽しいのが良い。
悲しくいても喜ばない。

あしたは寂しくないところにいけるように。
もうひとりじゃなくなるように。
時間になったらそちらを向いて

めそめそしない！
これでおわり。
突然なんてないんだ
当たり前なんてないんだ
"このまま"なんてないんだ
大事にしなきゃいけないんだ

さき