現代の人間はつくられたモノをお金で買う
誰かの手によって出来上がったものをお金を出して買う

本来、自分でしているはずの事をお金を出して買う

例をあげてみたら、家でおにぎりを作ればいいものを、
わざわざコンビニに行って出来上がったおにぎりを買うように
出来あがったもの、自分以外の誰かが作ったものを、お金を出して買っている。

「現代のヒトはみんな犬だ。」

飼われた犬は自分でエサを取ろうとせずに主人に与えられたエサを食べる
でも、無労働でエサをもらえる変わりに鎖に繋がれてる。

人間も同じで、見えないお金という鎖に繋がれてる。


今の世間は就職にも厳しいし、楽しい事なんて少ないけど、
自分が「たのしい！」って思った時に財布の中身が寂しくなってる事が多い。
それはその"たのしい"をお金で買っているから。

お金を払う時だけ、世間は私たちに微笑みかける。
お金を払わない時、例えば就活の時などは微笑みかけられるどころか、
そっぽを向いてどこかへ行ってしまう事が多い。

お金を出すときだけ優しくされて、そこにあるモノをお金で買って、
自分で出来る筈の事を全てお金で解決させるから、今の人間は犬。


今日、アイトワのご主人がお話してくれた話

ここのご主人は自分の家までも自分で作り上げた人
そして今もずっと何年もの間、モノを作って暮らしてる。

食べ物も手作りしか食べない。
うどんもそばも全部奥さんの手打ち。
家にある家具も手作り。
壊れたら全部リサイタルして新しくする。
余った土地では畑を作って、
それでも余った土地には減りつつある樹木を植える。
苗で買ったら３００円の樹木が育つと２００万にもなるらしい。

自分で作るってことはそれだけの価値がある。

奥さんは結婚する前は趣味もなく何もしてなかったけど、
ここのご主人と結婚して"何かを作る"事を始めようとして、
ある日ふっと粘土を買ってお人形を作り始めた。

そして今は一体何十万、何百万とするお人形を作ってる。


すっごい夫婦だなあーと思った
ご主人の考えが性格が家を作り、住処を作り、環境を作り、
奥さんの趣味を作って、その趣味がお金を生み出す。

お金儲けの事なんて考えてない老夫婦が、
自分たちの性格や趣味の結果からお金を生み出すってすごい。


ご主人は
「週末にゴルフに行って時給－7000円にするよりも、
　時給100円にもならない樹木の剪定や薪割りをしてる方が、
　楽しいし生活のためにもなるし大好きだ」
って、すっごい笑顔で言ってて、
「あぁ～いいなあー」って本当に思った。

今の自分の生活に◎をつけれるくらい満足してるその夫婦が
すごく羨ましくなったし、勉強になった！


"何かを作る"って、頭で考えたらきっと簡単な事じゃない。
周りの人に馬鹿にされたり、無駄っていわれたり、
良い事なんて少ないのかもしれない。

だけど、その"何かを作る"が自分を変えて、周りも変えて、
その結果、思っても見ない事がついてきて万々歳＼(^0^)／


ステキだよねそんな生活！そんな人生！

さき