【大切にしすぎる性格 わんわん編】
続いてわんわんのお話。
大きさは写メのものよりももう少し大きい、うめきちという名前のぬいぐるみ。
僕はわんわんと呼んでいました。
わんわんはミニーちゃんとは違って、ぬいぐるみの中のぬいぐるみ。
ミニーちゃんの中身は綿だけど、わんわんの中身はビーズなの。
だから、もってたら柔らかい♪
僕は小学生になった時にミニーちゃんを卒業しました。
卒業したはいいものの、指を吸わなきゃ寝れない。
指を吸うためのお供がいなくなった…
そんなときに出会ったわんわん。
わんわんもどこに行くのも一緒。
ただ変わったことは、家族や親族以外のひとにわんわんを見せない。
指を吸ってることは、自分以外にはばれないようにする。
だから、親族からみたら、わんわんは大事なぬいぐるみ。
そんなわんわんも、だんだんと衰えていくものです。
まず、ぬいぐるみは大事にしてたら毛が抜けるよね。
そのあと、ぬいぐるみ自身の糸が解れはじめるの。
それから、縫ったり解れたりを繰り返して、遂に縫えなくなる。
そこからは中のビーズがこぼれ落ちてなくなる。
そうなったらもう、くったくたのぬいぐるみじゃないような物体になる。
僕の場合、わんわんは犬のぬいぐるみだったから、まずしっぽ。
その次に耳、目、鼻がなくなる。
だんだん体中の布がなくなって、小さくなってだんだん小さくなって、
最終的にその辺にある埃のほうが大きくなって、いつかなくなってしまうのん。
悲しい話だよね。
でも、そんなわんわんも僕が中学生になるまではそばにいてくれたんだよ。
目も耳も鼻も、わんわんって分かる形じゃなかった。
本当に周りからみたら埃みたいな塊。
それでも匂いがちゃんとわんわんだったから。
わんわんは形には残らなかったけど、忘れられない!忘れるはずがない!
残念ながら写真が残ってないんだよなあ…
誰かのデジカメに入ってそうなので、探してもらおう…!
さき
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